共働き家族のための“家事楽”な家づくり
ご夫婦ともに仕事を持ち、休日は家族の時間を大切にするため毎日の家事をためない、というライフスタイルが増えています。掃除、洗濯、そして毎日の食事。これらをどうやって“時短”するかは、家づくりの大きなテーマでもあります。
例えば1階で洗濯をして2階に運んで干すよりも一か所で済ませられたら動線は短く済みます。散らかりやすい玄関やリビングなどに大きめの収納を設けることで片付けや掃除に費やす時間を短縮できます。キッチンが広ければ家族と一緒に料理を作ることができるなど奥様の負担の軽減となるほか、「家事や子育てはシェアするもの」という家族の意識の高まりも期待できます。
家族のチームワークが高まれば忙しい日々にゆとりが生まれ、夫婦共にワークライフバランスをとりつつ仕事を続けることができるでしょう。共働きを考慮した住まいの事例をご紹介いたします。
IoTを上手に利用した利便性の高い暮らし
アナログな薪ストーブのある暮らしを楽しむ一方で、「IoT(Internet Of Things)」技術も採用し、センサーや通信機器、タイマーなどを駆使した最先端の設備を暮らしに取り入れて、住まいの利便性を向上させています。
通路の幅が広くて使いやすいキッチン。勝手口のすぐ外に物置を設置し、物の出し入れがラクにできます。さらに、キッチンの近くには階段下のデッドスペースを利用して、玄関側とキッチン側の両サイドから使える大容量の食品庫も完備。
玄関ホールからユーティリティ、キッチン、LDKが回遊式に設計されていて生活動線がスムーズなのも家事楽につながっています。
多忙な共働きを手助けする工夫で心にゆとりをもたらす
1年かけてK様が探し見つけた土地は、住宅街にありながら自然に囲まれた理想的な環境でした。そこで目の前に広がるロケーションを最大限に生かした間取りをプランニング。リビングには床から天井まである大きな窓をつけ、無垢フローリングから外へと景色をつなげています。
キッチンの大型収納や、季節ごとの入れ替えが不要で着替えが一括で済む広いウォークインクローゼットの設置など、多忙な共働きを手助けする工夫が随所に取り入れられています。「ゆったりとした生活をおくることで仕事や子育てに心にゆとりが生まれ、生活リズムが変わった」と奥さま。これからは友人を呼んでホームパーティーを楽しみたいと夢をふくらませています。
たっぷり収納と効率的な動線で共働きの忙しさを軽減
木の風合いが活かされているH様邸。重視したのは無駄がない動き。玄関には大容量のシューズクローゼットと、帰宅してすぐに使いやすい独立した洗面室を造作。リビングやダイニングには収納がたっぷり取られているほか、各部屋に大容量クローゼットを設置するなど、家じゅうに収納スペースを設けることで効率的な動線を確保しています。LDKにはスタディーカウンターも。
2階ホールに家族みんなで使えるファミリー本棚とファミリー収納などを造作。子供用に使える部屋やトイレがあるなど、お子様の成長やご家族の状況に合わせた使い勝手の良さが取り入れられています。
駅近に子育て世代が住みやすい間取りを実現
お子様の高校進学を機に札幌に居を構えることになったS様。お選びいただいたのは、提案型住宅「i-fit」です。
玄関にシューズクローゼット、オープンなLDKと対面キッチン、LDKと一体化した4畳ほどの予備室、吹き抜けのリビング階段、2階ホールに家族共有のブックシェルフ、主寝室にウォークインクローゼット、そしてクローゼット付き子ども室が2部屋と、子育て世代が住みやすい間取りです。
ダイニングテーブルを置かずに 対面キッチンに作ったカウンターテーブルで食事をするスタイルとすることで空間にゆとりが生まれました。カウンターテーブルは朝ご飯のサーブや片づけなどがしやすく、夜にはゆっくりお酒を楽しむこともできるなど、暮らしに彩を与えてくれる住まいです。
写真正面のデスクは、パソコンをしたり書き物をしたりと、家族共有のスペースに。また、エアコン1台で、家全体が1年を通じて快適な室温を保つことが可能です。
ワイドなキッチンで夫婦揃って料理を楽しむ
共働きのK様ご夫婦がオーナーのお住まい。自由設計の注文住宅により、広い敷地に三角屋根の平屋が完成しました。
リビング横の小上がりは、和室でゆったりしたいというご主人とパソコンスペースがほしい奥様の両方の希望を叶えたもの。
畳の下はスライド式の大収納になっており収納量もたっぷりです。
仕事から帰宅後、夫婦揃って台所に立つことが多いため、キッチン台と背面収納の幅は112cmとワイド。二人並んでもゆとりがあり、料理がますます楽しくなりそうです。ダイニングの壁面にブックラックを設置したり、リビングのテレビボードや飾り棚を造作するなど、K様ご夫婦の希望をふんだんに取り入れられた自由設計らしいお住まいです。
大家族が暮らしやすいシンプルな住まい
U様ご家族の希望は大家族が暮らしやすいシンプルな住まい。食品をしっかりストックできるパントリーをキッチン横に設置。リビング・ダイニングにはダイニングセットを置かず、ソファーセットで食事をすることで、リビングを広く使えるようにしています。
1階と2階にそれぞれトイレを設置。「浴室・脱衣室」と「洗面化粧台のあるユーティリティー」が別れているので、朝のお出かけや入浴時など、家族がストレスなく生活ができるよう工夫されています。2階のフリースペースは、低い造作カウンターテーブルと本棚があり、子ども達が自由に使える空間に。壁の大きな黒板は家族の掲示板として活躍しています。
遊び心と快適環境が一つになった住まい
コンパクトな総2階の間取りの中に叶えたいことを全て詰め込んだK様邸。吹き抜けのあるリビングから2階にあがるとフリースペースにはハンモックがあり、くつろぎの空間となっています。玄関土間には趣味のD.I.Yスペースを確保。階段下のスペースを利用し、好きな時に籠れるミニ書斎も作りました。
階段下には掃除ロボット・ルンバの基地を造作。
吹き抜けにはキャットウォークを設けてネコにも快適な空間にするなど遊び心を取り入れる一方で、高断熱・高気密とセントラルヒーティングで快適環境を実現。長期優良住宅認定の受け、それ以上の性能をもつ高耐久を持たせるなど、実用性も兼ね備えた住宅です。
こだわりのリビングで家族がひとつになれる家
共働きのN様夫婦が採用したのは、ユーティリティー⇔キッチン⇔LDKの家事効率の良い回遊動線の間取り。リビングは家族みんながくつろげるよう広さにこだわるとともに、お子様達がピアノやエレクトーンなどを演奏したり、キッチンの隣に勉強している姿が眺められるスタディーコーナーがあるなど、家族が別のことをしていても一緒の空間にいられる間取りになっています。
リビング・ダイニングは無垢のフローリングをスモーキーカラーでコーディネート。落ち着いた大人の空間に仕上げています。テレビボードは宙に浮かせて壁に造作。下にスペースを作ることで、スタイリッシュなデザインと掃除のしやすさを両立しています。
動線や家事効率を重視。共働き夫婦理想の平屋
結婚してすぐに家を建てたいと考えていたY様。シンプルで飽きのこないデザインの平屋が希望でした。様々な条件や「耐震強度」「建物配置の自由度」などを考慮して新築を選択。共働き夫婦の理想の家づくりを開始しました。
コミュニケーションの手段としてリビングの一角に造作したデスクコーナーには黒板を設置。夫婦の連絡や備忘メモを貼るなど大活躍しています。
共働きのため「日々の生活動線は効率的にしたかった」というY様夫妻。ユーティリティーの奥に広いウォークインクローゼットを設け、着替えから洗濯、収納までを一括で行えるよう工夫しました。「家事効率のアップにより、夫婦でゆっくり過ごす時間が増えた」と満足されています。
働く女性に優しく家族全員が住みやすい家
20年前に購入した中古住宅を気に入っているK様。築30年ほど経過し痛みが目立つようになったため、耐久性が高く、健康で安心な暮らしが営める住宅へとリノベーションを行いました。仕事をお持ちの奥様が家事を効率的にすすめるため、キッチン背面の奥にパントリーや食品庫を配置。正面のニッチにスパイスなどを置くことで、ワークトップの上をすっきりと使うことができます。
洗濯したリネンや下着はユーティリティーに収納するなど、家事の効率化が図られています。洗面化粧台の右側には壁に鏡を設けたメイクコーナーを造作。忙しい朝でも家族にゆとりのある空間となっています。働く女性に配慮しつつ、家族全員が住みやすい工夫が取り入れられています。
リビングで家族がともに時間を過ごせる住まい
S様の家づくりの希望はあたたかい家。「リビングを中心に家族で一緒の時間を過ごし、家族みんなで成長できる環境にしたい」という夢を叶えてくれる住まいを求めていました。その希望通り、高断熱・高気密によるエアコン1台で全室暖房が可能な家が完成。リビングを中心にした間取りには大開口の窓と吹抜けが印象的な空間に。床は無垢のフローリングで肌ざわりも暖かです。
家づくりを始めてからインダストリアルというジャンルに興味を持たれたS様。トグルスイッチや鉄骨階段などを取り入れて個性を主張。キッチンはブルックリンスタイルの白タイルに黒目地のサブウェイタイルで仕上げるなどイメージ通りのお宅が完成しました。
世代を問わず楽しく快適に暮らせる二世帯住宅
ご両親と同居を希望されたS様。約50坪の土地に車2台は置きたいとのご要望から、総2階建てのコンパクトな2世帯住宅を建てられました。「キッチンやリビングにいながら、子どもの様子や両親の様子を感じられるようにしてほしい」とのご希望を受けて、キッチンの横にご両親の寝室を配置しました。リビングの一角に設けたスタディーコーナーから、キッチンやリビングからお子様の様子を見守っています。
奥様の家事の負担軽減も図られています。家づくりの先輩のお友達からのアドバイスにより1階リビングに沢山干せる洗濯物干しコーナーを設置。冬には濡れたコートなども家族の人数分かけられるので「作ってよかった」と満足されています。
趣味の自転車も楽しめる子育て住宅
おふたりの自転車を家の中に保管したいというT様の要望により、玄関を広めに取ってロードバイクをディスプレイする空間を確保。家に帰ってドアを開けると大好きな自転車が出迎えてくれます。整備はもちろん、ローラー台でトレーニングもできます。
共働きで忙しいお二人のために、キッチンと壁をはさんだ背面に収納スペースを造っています。また、家事の合間に使えるフリーカウンターも設けました。料理もされるご主人は「キッチンスペースが広くなってとても楽になりました」と満足されています。
「何も分からないところからの住宅会社探しでした」と話すT様ご夫妻。「リビングワークさんは、家づくりについて細かいところまで説明してくれました。家という、大きな買い物をするならここが安心できるな、と」。プランニングでは化粧梁などを使った木質の温かみあるデザインをご提案し、気に入っていただきました。
子どもたちをのびのびと育てるための住まい
共働きのK様夫婦には二人のお子さまがいらっしゃいます。前の住まいはアパートでした。帰宅が遅くなりシャワーを浴びる音だけでもクレームが来ることや、子どもをのびのびと育てたいとの思いから一戸建て購入を決断しました。希望したのは木を使ったナチュラルテイストで健康的な家。無垢のフローリングに木質壁で柔らかな印象を求めました。「子どもたちは家の中を跳び回っていますし、ケンカをしていても大丈夫です」とK様もご満足です。
日ごろから忙しいご夫妻は片づけが楽なよう必要な場所に少し大きめの収納を配置しました。玄関には大きなシューズクローク、キッチンの隣にはウォークインの広いパントリーを設置。買い物や洗濯などの家事をしやすい動線も「家事がラクになった」と気に入っています。
家事の分担を住まいがサポート
N様ご家族は以前中古住宅を購入し、ご夫婦と息子さん3人の5人家族で住んでいました。当初リフォームのご相談をいただきましたが、耐震性などを現在の水準まで高めて、同時に使いやすい間取りに直すには無理があり、新築をご提案させていただきました。
共働きで忙しい奥さまのため、掃除や片付けがラクな間取りと建材をNさまといっしょに選びました。サッとモップをかけるだけで掃除が住むなど、家事の負担が軽減されています。
広々としたユーティリティースペースは洗濯と物干し、家族それぞれの収納が1カ所で完結。キッチンも動きやすいように奥行きと幅を広くデザインされました。「とても使いやすいです。時々、次男がカレーを作ってくれたりもするんですよ」と奥様。家族の絆が深まるお住まいです。