コラム
後悔しないためのコンセントプラン
2022.12.02
こんにちは。設計室の佐野です。
注文住宅では様々な事を期限内に決めながら進めてまいりますが、今日はコンセントについてのお話しです。
リビングワークでは、規格提案型住宅i-fitでもある程度お施主さまのご要望に応えられるように計画しております。
「コンセントは付いていればいい」「こだわらないのでお任せで」
なんて甘くみていると、住んでから思わぬ後悔につながること間違いなしです。そしてコンセントの失敗は、普段の生活の中で特に感じやすいストレスとして位置付けられているそうで、これは避けたいですよね。
せっかくの注文住宅で「不便だな、もっとこうすればよかった・・・」とモヤモヤライフにならないために、弊社施工事例とともにコンセントプランについてのポイントをご紹介していきます。
まずは生活スタイルをしっかり整理してみることが大切です。
“いつどこでどんな家電を使うか”
そしてコンセントは“位置・数・高さ・種類”がポイントです。
家電製品をリストアップして図面に落とし込むとおのずとコンセントの位置は決まってきます。
特にキッチンやテレビ周りについては、私は口を酸っぱくしてお施主さまの生活スタイルを聞き出そうとします。(しつこくてごめんなさいと心の中でつぶやきながら・・・笑)
構造上、ピンポイントな位置に付けられない!どうしよう!なんていうことも時々ありますが、早い段階でわかっていれば回避できることもありますし、他の手を考えることもできます。
リビングワーク施工事例
ダイニングテーブルではホットプレートや鍋シーズンにはコンセントは欠かせませんね。
壁の仕上色に合わせてデザインも家具用コンセント(通称:家具コン)でスタイリッシュに見せています。
奥のキッチン収納では家電数やレイアウトに合わせて位置や高さを決めています。
テレビは壁掛仕様を選ぶお施主様が多く、コンセントや配線はなるべく隠したいですよね。
テレビ裏へこんな風にコンセントを隠しています。
リビングワーク施工事例
オーディオやAV周辺機器が増えると配線も増えてホコリがたまったり、熱をもつと危険なことにもなりかねません。なるべくスッキリと納めたいですね。リビングワークでは壁内へ配線を隠す「壁内配線処理」にも対応可能です。
リビングワーク施工事例
次に将来を見据えたコンセントプランもポイントです。
お子様が大きくなると洗面化粧台でコンセントが足りない問題や、ゲーム、パソコンは1人1台というご家庭も多いのではないでしょうか。
リビングワーク施工事例
また、リモートワークスペースの配線を充実させるお施主さまも増えてきているように感じます。
リビングワーク施工事例
造作カウンターと合わせてプランニングすることでPC周辺機器などもジャストサイズで収納できます。カウンター下にコンセントを設置する場合はカウンターに穴を開けておいて、コードを通してコンセントへプラグを差し込みます。普通の目線ではコンセントは見えないのでスッキリした印象になります。
その他に、キーニッチ内に充電スペースを設けるプランもおすすめです。スマホや鍵をすぐなくす、どこに置いたかわからない、出かける時に探すというタイムロスを減らすメリットもあります。
(これは私個人の話かもしれませんが笑)
リビングワーク施工事例
最後に、屋外にもコンセントは必要です。通常コンセントの他に、電気自動車充電用を設置されるお施主様も増えています。
リビングワーク施工事例
以上、いろいろと書きましたがコンセントプランは具体的な生活をイメージすれば気付きやすいですが、図面だけを見ているとなかなか難しいものです。リビングワークでは丁寧にヒアリングとアドバイスを行うように努めております。これからお家づくりを検討されている方にはぜひ参考にしていただければと思います。
お家づくりの相談会、見学会も随時行っておりますのでチェックしてみてください。