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子供の片付けスイッチを探して

2019.11.14

こんにちは。設計室の佐野です。

小さなお子さんのいるご家庭では子供のお片付けに頭を悩ませる親御さんは多いですよね。

 

私も「片付けなさい」とつい口うるさく言ってしまいます。

先日子供から「どうしてお片付けしなきゃいけないの?なんで散らかっていたらダメなの?」と素朴な疑問を投げかけられ、一瞬返事に困ってしまいました。

 

子供にしてみれば、

・毎日使う物なのだからいちいち片付けるのは面倒

・散らかっていても片付いていてもどっちでも(どうでも)いい

そう思っているようです。

 

では「片付いている方が良い」と理解させるにはどうしたらいいのでしょうか。

・部屋はきれいな方が、気持ちがいい

・散らかっていると物を失くしやすい

 

これは大人の理屈なのか子供にはいまいち、ピンとこないようです。

そこで昔聞いた、子供が自分からお片付けしたくなるという言葉を思い出しました。

それは「おもちゃにも家があり、お出かけした後は家に帰りたいんだよ」という考え方でした。

そして最近その裏付けとなるような内容として、幼児期はすべての物には命(声や思い)があるという擬人的な考えを素直に受け入れる特徴があるということを知りました。

確かに幼児はファンタジーの世界で生きている節がありますよね。

 

お片付けにもその特徴をうまく活用して

・おもちゃも家に帰りたい

・家に帰ると安心する

・元の場所に戻ると嬉しい

 

という流れで「お片付けは気分が良い事」とし、さらに遊ぶ場所としまう場所をわかりやすく決めておくなどして、お片付けも遊びやゲームの延長で「迷子になっているおもちゃがいるよ!」とか「絵本が家出しているよ!」と声をかけると子供は「お家に帰してあげなきゃ」という気持ちになるようです。

 

我が家でも試しに実践していますが、調子のいい時はおもちゃ以外の物でも「この子のお家はどこ?」とお手伝いしてくれることもあります。

そして私も「片付けなさいっ!」とキーキー言いそうになるのをグっとこらえて(ここがポイントなのかもしれませんが・・・)穏やかに元のお家へ帰す誘導を心がけています。

 

成長するにつれて、こういった擬人化は自然となくなっていくので、今のうちにしっかりお片付けの習慣を身に着け、物を大切にする気持ちを育てたいと思う今日この頃です。

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