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色決め
2019.02.01
こんにちは、小谷です。
今日は家づくりの中の色決めについてご紹介します。
色決めでは、間取りや仕様が決まった後に、その材料の中でどの色にするか決めていく作業となります。
この色決めで、インテリアの雰囲気が決まっていきます。
決める順番としては、面積の大きな部分から決めていくことが多いです。
内装でいいますと、大きな面積を占める床の色(フローリング、畳、クッションフロア)から決めます。
そして、ドアの色、幅木など建材と呼ばれる木の製品の色を決めます。
ドアは最近各メーカーでもバリエーションが増えているため、ドアのデザインや色、ドアノブやガラスの種類まで選ぶこともできるようになっています。
さらにお好みで、造作のドアにすることもできます。
↑ドアの色を決めている様子
これらをそれぞれ単体で好きな色を選んでも良いのですが、全体のバランスを考えないと大変なことになります。
まず初めに、ゴールとする内装・インテリアのイメージを持つことが大切です。
ただ、やはり家を建てるのはみなさん初めての方が多いので(まれに3軒目のお客様などもいらっしゃいますが・・)イメージをするのが難しかったり、好きなテイストがたくさんあって決められない場合もあります。
そんなときに頼りにしてほしいのが、コーディネーターです。
お施主様の好みを汲み取って、最終形をまとめていくのがコーディネーターの役割になります。
ドアが決まると次は壁です。
壁の仕上げは塗り壁やタイル、壁紙(クロス)などがあります。
決め方のポイントとしては、ベースになる色や柄を決める。
次にアクセントにする面(壁)を決める。
アクセントの柄を選ぶ。こんな流れで決めていきます。
塗り壁は、ベーシックな白やベージュから青やグレーなど様々な色があり、塗り方も、あまり表情を出さない塗り方から、スパニッシュやプロバンス風など、インテリアのこだわりを表現することができます。
△背面にアクセント色、周囲はベーシック色の塗り壁
タイルは、アクセントに使うと効果的です。
△ニッチの中をタイル貼り。
最近の壁紙やクッションフロアのプリント技術はとってもすごくて、木目の柄やタイルの柄などもあり、本当に木やタイルを張っているかのような印象に仕上がります。
キッチンや洗面所など、普段水を使うところで、木のフローリングを使いたくない場合にいかがでしょうか。
△ヘリンボーン柄やタイル柄のクッションフロア
トイレのような狭い空間は大胆な柄も挑戦しやすいです。
こちらはグリーンとふくろうのイラストをアクセントにしています。
壁の一面に色を持ってくると色の持つ効果でくつろげる部屋になったりします。
壁紙だけでなく、本当の木やタイルなどで仕上げると壁に凹凸が出て照明が当たるとよりいっそう引き立ってきます。
△カウンター上の壁にはブリックタイルを貼って間接照明を組み合わせています。
照明器具やコンセントなど電気に関係することなども決めていきます。
これらをだいたい3回くらいの打合せで決めていくことが多いです。
その他にもカーテンや家具なども一緒にご相談しながら決めていきます。
ご新築でもリノベーションでも、家づくりの打合せの中で行っていく色決めは、楽しくもあり、限られた時間の中で決めるプレッシャーも重なり大変な作業でもありますが、完成してからご満足いただけるようにご提案・お手伝いさせて頂いています。
これから家づくりをする皆様、色決めについて、少しイメージできましたか?
インテリアもファッションのようにトレンドがあり、お客様の好みも多様化しています。
私も楽しい家づくり、そして素敵なおうちができるように日々勉強しています。