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火災保険にも重要な「耐火」と「耐震」
2018.06.29
私事ですが、今年になって自宅の火災保険が満了になり、見直す機会がありました。
火災保険といっても各社で保証内容や価格が違い、住宅に係る仕事をしている私でも、とても迷って考えてしまいました。
最近は、火災保険の長期扱いが廃止されたため、長くて10年の火災保険期間になっています。
ですから、持家の方は、少なくても10年毎に火災保険の見直しする機会があります。
火災保険の見直しの際、必ず用意したいのが、「確認申請の副本」です。
確認申請の副本は、お引渡しの際に、工務店からお施主様に必ず渡されるものです。
大切に保管されていると思いますが、保管場所をきちんと決めておいてくださいね。
火災保険の更新に必要な情報は、これがあれば大丈夫です。
わが家は、確認申請の副本の情報から、耐火構造の割引が適用され、さらに、耐震割引もありました。
○ポイント① ~耐火構造~
ここでポイントになるのが、耐火構造の割引がとても金額に大きく反映されることです。
木造住宅の場合、「省令準耐火構造」にすることで割引適用になります。
これから新築やリノベーションを計画される方は、設計の当初から、施工会社に「省令準耐火構造にしてください」と伝えて頂ければ、施工店の方には、理解していただけるとおもいます。
ここで施工費が20万円くらい高くなりますが、仮に30年間火災保険を払い続ける場合、10年~15年で元が取れるくらいの金額になるとおもいます。
○ポイント② ~耐震性能~
耐震性能は、長期優良住宅の認定を取得することで、新築は耐震等級2・改修は耐震等級2または1を取得できます。
これも割引の対象になります。
長期優良住宅の認定の際に、住宅性能を設計会社以外の機関に評価してもらえるので、大きな安心になるかと思います。
リビングワークでは、新築も、リノベーションも、長期優良住宅の認定の取得が可能です。
長期優良住宅の認定や、省令準耐火構造にすることで、建設費用は少し上がりますが、長い目で見ると、性能を良くすることで優良な資産にもなりますし、得られることも多くあります。
あまり話題になりにくい火災保険ですが、加入の時には、住宅性能による割引があること、思い出していただけると嬉しいです。