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年齢を重ねて我が家に思うこと(照明)
2018.05.18
こんにちは、設計事務の稲場です。
私事ですが、毎日パソコンを使って仕事をしていることもあり、年々視力に自信がなくなってきており、目の老化が着々と進行している気がしています。
そこで最近気がついたことが、我が家の照明です。
我が家の住宅設計は、夫婦が20代の時で、今から30年前の住宅です。
その頃、「歳をとると今の自分が感じている明るさ加減が暗くなり、明るいところで読み書きするようになる」ということは、知識としてはありました。
いざ30年経ってみると、キッチンの手元灯は必ず使うようになり、背面カウンターに、念のため設置した手元灯も以前は「なんでこんな場所に設置したかしら」と思っていたのが、やっぱり使うようになっています。
たとえば、居間や台所など部屋の照明のほかに、パソコンスペースに照明を設置するとか、玄関で宅配を受け取る時印鑑を押したりする場所が予想出来たら、そんな場所も明るくなると良いです。
ユーティリティーにアイロンかけスペースがあるならそこにも照明を、寝際に本を読む習慣があるならそこにも照明をと、自分の生活習慣のなかで、見ることに関係する場所を思い浮かべてみてください。
玄関の内外や階段室が暗いとストレスを感じたり、年齢を重ねると、足元が見えにくいと危険にもなります。
そこに、ちょっと照明を足すことで、「なんとなく暗い」と感じることが、軽減されるかもしれないですね。
リタイア後の生活を快適に過ごす為のリフォームやリノベーションを考えている方は、ストレスを感じる場面を思い返してみてください。
お部屋に、自分が見ることに必要な明るさがあると、「老眼鏡を使わなくても大丈夫」という場面が増えるかもしれませんよね。
リビングワークの新築・リノベーションは、全棟長期優良住宅なので、長く、一生涯住める快適な家です。
これから家づくりをされる方は、暖かく、丈夫な家づくりに気を使うなかで見落としがちな「照明計画」
30年先を見越して考えていただけたらと思います。