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T様邸断熱改修リフォーム
2018.01.22
こんにちは、設計室の小谷です。
突然ですが、築30~40年くらいのおうちに住んでいる方いらっしゃいませんか?
このくらい年数が経った家に住んでいる方は揃って「家が寒いのよ」とおっしゃいます。
今日はこの家が寒いという悩みを解消するために、断熱改修をしたお住まいを紹介します。
一番良い断熱改修の方法は、柱と梁だけの骨組み状態にしてしまい断熱材を一から入れなおすことがお勧めですが、そこまで改修すると費用も大きく膨らんでしまいます。
今回は、床の断熱改修と外壁面の壁の断熱改修と、内壁は壁の下側のみカットして断熱材を新規で入れました。
この壁の一部断熱改修は『気流止め』と言います。
寒い空気は外から床下→壁内を通って、天井裏(小屋裏)に流れていきます。
この冷気の流れを止めるという意味で壁の下側に断熱改修を施す『気流止め』が大きな断熱効果が得られます。
ここでもうひとつ大事なのは気密をしっかりとることです。
この気密を取る作業は、熟練した大工さんの技術が肝心になってきます。
この断熱と気密がセットになってあたたかい家が実現します。
そして、断熱改修と一緒にインテリアも一新しました。
もともとあった暖炉に併せてカウンターにブリックタイルを貼りました。
間仕切り壁も取りたいというご要望だったのですが、壁の中に筋交いがあったため
T様のご提案でこれを活かして見せるデザインにして
隣の部屋と一体感を持たせた広々リビングが完成しました。
断熱改修の方法は色々ありますので、おうちが寒くてお困りの方はお気軽にご相談ください。
↓ (before)
外壁側の壁は断熱材を入れて、間仕切壁の下側をカットしたところ。
間仕切り壁の下にもしっかり断熱材を入れていきます(『気流止め』です)。
↓(after)シックなインテリアになりました。冬あたたかいという性能もバッチリです。