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定年を迎えお母さまとの同居を機に
定年を迎え、体調に不安があったひとり暮らしのお母さまとの同居を考えたOさまご夫妻。外周りの塗装以外に手をつけていなかったという住まいは、すき間風で冬はとても寒かったそうです。
これからお母さまも一緒に住み続けることを考えると、暖かく、メンテナンスフリーで、一生安心して住める住宅にしたいと当社にご依頼をいただきました。
火元のないオール電化とのご希望で、広々としたリビングの出窓下にある木製ルーバーの裏に暖房機を設置しています。
造作家具でダイニングキッチンを
使いやすく
ちょうどフロアの中心となる位置にダイニングスペースを設けました。対面キッチンの背面には家事を助ける収納棚を造作。さらにダイニングにはカウンターデスクと吊り棚、コンセントなどを使いやすい位置に設置したパソコンコーナーがあります。
個性的でセンスが映えるインテリア
モダンな仕上がりの和室、そして花柄とダークブラウンのクロスを大胆に使った寝室と、それぞれのお部屋は個性豊かな表情に。「担当してくれたプランナーの提案が、私たちの感性にぴったり合っていました」と、Oさまご夫妻は話してくださいました。
2階には増築を行い、定年後を楽しむご主人の書斎も新たに設けています。また、お休みなどにお子さまファミリーが家へ泊まりに来たときも、のびのびと過ごせる二間続きの洋室があるので安心です。
トイレや浴室は幅1mの車イス対応に
お母さまとの同居に当たっては、間取りにもバリアフリーの要素を取り入れました。トイレと浴室の入口は3枚の引き戸を使い、開口部を1m以上設けています。内部も広いスペースをとっているため、車いすを使ってもスムーズに動くことができる、暮らしにやさしい設計です。
外壁補修の心配がない乾式タイル
さらに、収納がたくさん欲しいという奥さまの要望で、押し入れや納戸などをたくさん設けたほか、壁面やデッドスペースもできるだけ収納に活用しました。階段下のスペースには、洗面化粧台と収納棚、エコキュートを設置。ユーティリティーも、前より広く使える設計になっています。
家にかかわるメンテナンスを最少にしたいというご要望から、外壁は半永久的な耐久性とメンテナンスが不要な乾式タイルを採用しました。もちろん、すき間風に悩まされていた家は、高断熱・高気密仕様で新築並みの暖かさに。