不便や不満を解消するシニア世代リノベーション:札幌の暮らし快適に
リビングワークは、シニア世代のリノベーションをこれまでたくさんお手伝いしてきました。
長年住まわれたご自宅、「こうすればよかった」、「ここが使いにくい」といったことから、寒い、暗い、結露がひどい、雪処理が大変など、不便さや不満の解消に加えて、「これからの生活を見据え、長く快適に暮らせる終の棲家にしたい」といったご要望をいただくことが多くあります。
ご経験と知識が豊富なお客様のご要望にこたえるためには、プランご提案力・デザイン力、基本性能を高め、暖かく安全・安心な暮らしを実現するための専門的な技術面の提案力も必要になります。
シニアのためのリノベーションは、20代~30代の家づくりとはまた少し違った総合的な知識と柔軟な提案力が試されます。
長期優良住宅の制度が始まってからは、すべてのフルリノベーションにおいて長期優良住宅に対応しています。
これまでお手伝いしたリノベーションから、シニアのためのリノベーションをまとめてご紹介します。
1)夫婦2人暮らしで1階をリノベーション、断熱と耐震で暖かく安心の家
会社を定年退職、お子さまも独立された60代のN様ご夫妻。築30年になる我が家の寒さと耐震性の不安、それに三角屋根に積もった雪がそのまま落ちてしまうことがお悩みでした。寒さと落雪対策、そして耐震性向上のため、リノベ前の住まいの良さを生かしながら、必要なリノベーションの内容をご説明して、N様にご納得をいただきました。
落雪の心配&冬季の寒さから解放、明るくナチュラルに
まずは外壁をはがして断熱施工をやり直し、暖かさを回復させるための気流止めも施工、窓も入れ替えて耐震補強も行いました。屋根は落雪の心配がない30年保証の洋風金属瓦を使用しています。外観もナチュラルで明るい家になりました。
1階をフラットに、片付けもラクで要所に収納もたっぷり
これからのご夫妻のおふたりの暮らしにとって快適な住まいをと、生活のメインである1階をリノベーション。
明るくフラットなリビング、開放的なダイニングスペースはご夫妻のお気に入り。キッチンは、子育て世代に多いオープンなものから、目隠しになって落ち着く吊り戸棚の付いた収納力たっぷりのキッチンに変更しました。同じく収納力を持たせたユーティリティーも奥さまのお気に入り。「これからの老後も、安心して暮らせます」と、笑顔のN様ご夫妻です。
2)高断熱・高気密の家で補助金も。同居の母親も暮らしやすい家に、
ご定年を前にしたKさまは、長年住み慣れたマイホームの窓付近の寒さが気になっていました。「夏に涼しく、冬に暖かい家を」とのご要望で、超高気密・高断熱住宅にリノベーション。
長期優良住宅の助成を受けて、住み慣れた家を暖かく
元の三角屋根のかわいらしさは残しながら、雪をのせるタイプの洋瓦風の屋根に替えたことで、積もった雪が落ちる心配からも解放されました。外壁は、メンテナンス性の良い金属サイディングを採用。「長期優良住宅の補助金も受けられて予算面でも助かりました」とKさま。
収納力アップで快適に&高齢の母親がラクに過ごせる家
大容量パントリーのある明るいキッチンは使いやすいと奥さまにも好評。カウンター向かいにも収納を増設しています。さらに、同居しているお母さまの部屋を2階から1階に移動、バリアフリーにすることで動きの負担を大幅に軽減。さらに、バスルームやトイレには手すりを設置しています。
さらに、寝室にウォークインクローゼットを付けて収納も充実、リビングの一角にはインテリア雑貨を飾るニッチやカウンターを設けて、毎日が使いやすく潤いのある住まいになりました。
3)母親との同居を機に、生涯安心して住めるメンテナンスフリーの二世帯住宅へ
定年を迎えて、一人暮らしだったお母様との同居を考えたOさまご夫妻。それまでの我が家には外周りの塗装以外に手をつけたことがなく、冬はすきま風でとても寒かったとか。
外壁は半永久的な耐久性を持ち、メンテナンスが不要な乾式タイルを採用、高断熱・高気密仕様で新築並みの暖かさに生まれ変わりました。
適所に造作家具を設けて使いやすくなったダイニング
フロアの中心となる位置にダイニングスペースを設け、対面キッチンの背面には家事を助ける収納棚を造作。使いやすいパソコンコーナーも設けています。
それぞれの部屋もセンスが光る個性豊かな仕様に
モダンな仕上がりの和室、そして花柄とダークブラウンのクロスを大胆に使った寝室と、それぞれのお部屋は個性豊かな表情に。「担当してくれたプランナーの提案が、私たちの感性にぴったり合っていました」と、Oさまご夫妻。各所に収納をたっぷりと設け、2階は増築を行ってご主人の書斎も造りました。また、お母さまのために、トイレと浴室に3枚の引き戸を使い、車いすでもスムーズに動けるバリアフリー施工も行っています。
4)子育て後のマイホーム、気になる仕切り壁や不要スペースをなくしてスッキリ!
築25年のUさま邸で、奥さまが長い間気になっていたのは、リビングとダイニングの間にある仕切り壁でした。「この壁が取れなければ、建て替えよう」とも考えていたとか。
リビングとダイニングの仕切り壁を取り外して開放的に
これまでに同様の施工経験を行っている当社にご依頼をいたただき、この仕切り壁を撤去。キッチンカウンターも壁付けのものから対面式に変更して、台所仕事の間もリビングまでを見通せるようになりました。「視界が広いですね。まさに思い描いていた感じです」と奥さまからも喜びの声をいただいています。
子育てを終えたからこそ充実した暮らし、ゆとりの設計
2階和室の奥にあった小屋裏スペースもなくして、来客用の和モダンが素敵な一室に。独立したお子さんの部屋はつなげて奥さまの趣味の空間に変更しました。子育てを終えた二人の暮らしを楽しむための、ゆとりを持った間取りの家です。
5)老後を考え1階だけで暮らせるリフォーム&断熱改修
3人のお子さまも立派に巣立ち、1年後には定年を迎えることになったOさま。築23年のマイホームが寒く感じるようになってきたことや、家で過ごす時間が長くなることを考えて、当社にリフォームのご依頼をいただきました。プランニングはじっくりと1年間かけて行っています。
壁クロスなどのセレクトもプロの目線からサポート
「老後に1階だけで暮らせるように」
とのご希望で、客間だった和室を寝室に転用できる洋室に変更、キッチンは広めにリフォーム。内装や設備などは当社のインテリアコーディネーターがショールームに同行させていただき、「ダイニングのアクセントウォールやタイル使いなど、プロのアドバイスがとても助かりました」とOさまにお喜びいただきました。
断熱・気密とバリアフリー施工で、暖かく安心の住まい
気になっていた寒さは、断熱・気密工事をすべてやり直して断熱性能を引き上げ、毎日の暖かさをご夫妻に実感していただいています。老後を考えてのバリアフリー施工も行いました。
2階の子ども部屋はご主人の書斎に、寝室には収納も造作
当初は1階だけのリフォームを希望されていたOさまでしたが、この機会にと2階もリフォーム。子ども部屋のひとつはご主人の書斎に変更、寒さ対策のために大きかった窓を3分の2ほどに縮小しました。また、寝室には便利なクローゼットを造作。1階は奥さま、2階はご主人と、それぞれの時間も大切にした空間づくりでゆとりある暮らしを満喫されています。
AFTER/BEFORE
AFTER
BEFORE
6)明るく、広く、暖かく。日差しがたっぷり入るシンプルで上質な家に
使わない和室をダイニングキッチンの空間にリフォーム。奥はご主人の書斎スペースとして活用しています。高窓からは明るい光が差し込み、日中でも暗くなりがちだったキッチンも、Wさま邸では照明をつけずに作業ができます。
開放感たっぷり、シンプルで落ち着きのある二人の住まい
室内の採光を妨げていたバルコニーや出窓をなくしたことで外観もすっきり、リビングにもたっぷりの日差しが入るようになりました。夜はダウンライトや間接照明が落ち着いた雰囲気を醸し出します。奥さまのアイディアで、前から使っていた鏡を生かしたおしゃれな洗面台も施工。これからのお二人の快適な暮らしを紡ぐ住まいです。
7)愛着ある築30年のブロック住宅が、広々とした北欧風の住まいに変身
30年の間、愛着を持って暮らしてきた三角屋根、ブロック屋根のSさま邸。子育てを終えて、可愛がっている愛犬と一緒にご夫婦の暮らしを楽しもうと、ブロック住宅のリフォームも豊富に手掛けている当社にご依頼をいただきました。
和室をなくして開放的なLDKに、ペットと暮らす隅々まで暖かい家
間取りは、1階に2つあった和室とキッチンの壁を取り払って、開放的なリビング・ダイニングに。木の温もりあふれる北欧風の広々とした空間で、ワンちゃんも動きやすく、大好きなご夫妻の姿がいつも見られるのでうれしそうです。さらに、建物構造を生かしながら断熱材を入れ替え、暖房をセントラルヒーティングにして冬も隅々まで暖かい家に。
三角屋根で狭かった2階が大幅スペースアップ
AFTER
BEFORE
大きな三角屋根で2階には2室しか確保できなかった部屋を、今回のリノベーションでは総2階にしてクローゼット付きの2室、ウォークインクローゼット付きの広い寝室も設けています。
不便だった場所、こうしたかった場所を一気に解決!
・コの字型に変更した動きやすいキッチン
・ガーデニングが趣味の奥さまのために、キッチンからガーデンが見えるように窓を設計
・狭かったお風呂は、ユーティリティーの先に1.25坪の浴室を増設
・リビングの一角には、パソコンデスクと愛犬のハウスも造作
・スペースを有効活用してニッチや造作棚をつくり、ディスプレイも楽しく
Sさまご夫妻とは、納得いくまで打ち合わせやショールーム回りを重ねました。「50代の体力があるうちに、納得できる家づくりができてよかった。ペットとの暮らしも楽しんでいます」と感想をいただきました。
8)三角屋根のブロック住宅が総2階の広く暖かな家に
築30年近くになる三角屋根のブロック住宅。90代の親御さまがいらっしゃる60代のHさまご夫妻は、周りに勧められてオール電化の全面リフォームを決意、当社にご依頼をいただきました。
リフォームのTV番組で辰巳琢郎さんが紹介!
総2階建ての高級感が漂う住宅に“変身”したHさま邸は、テレビ番組「辰巳琢郎の家物語」にも採り上げられています。それまで灯油セントラルのボイラーを5台も交換されていたというHさま邸ですが、断熱改修もしっかりと行い、オール電化で安心の家に。
大幅な増築でゆとりの暮らし、暖かくきれいな空気もお気に入り
1階の増築で広々としたリビングには暖房機を2台設置、前は三角屋根のためロフトスペースで狭かった2階部分を大幅に増築しました。奥さまのサロンを兼ねたスペース、寝室やバルコニー、収納を備えた和室もあります。階段も、勾配を緩やかにして上り下りがしやすいようにしました。「前とは住み心地がまったく違いますね、快適です」とHさま。ご高齢のお母さまとの暮らしも考えられた、きれいな空気の暖かな家です。
9)マンション2-1 中古マンションを購入、旧居のように馴染むバリアフリーリノベ
60代で活躍するキャリアウーマンのSさまは、ご主人が車いす暮らし。ご自身の今後も考えて、元のマンションを売却し、エレベーターのある近くの中古マンションを購入しました。以前のマンションでも当社にリフォームをご依頼いただいたSさま、「前に住んでいたマンションと同じように暮らせる住まいを」と、リピートのご指名をいただきました。
和室をなくして車いすでも動きやすいLDKに
築28年のマンションは、右側にあった和室をなくして車いすでも動きやすい、広々としたLDKに変更。床や壁、天井もリフォーム、水回りも取り換えて長く安心して暮らせる住まいに。当社が得意とする収納も、新居でも過不足のないように計算し、個室の収納も新たにご提案しました。
前の住まいと同じ雰囲気で過ごせるのがうれしい
リビングのシェルフも、Sさまのご希望で前に設けたものと同じ仕様で造作しました。バリアフリー仕様とあわせて、今までの暮らしと同じ雰囲気の空間で過ごせることに、Sさまにはたいへんお喜びいただいています。
10)マンション2-2 全国優秀賞を受賞したバリアフリーで快適&おしゃれな住まい
札幌で暮らすお母さまのために、道東で暮らす娘のHさまが購入した築30年の中古マンション。車いすでも暮らしやすいようにと、リノベーションのご依頼がありました。
緩やかな区切りで車いすでも動きやすく、プライベートも重視
2つあった居室をワンルームに変更。LDKと寝室は、造作収納で目隠しをしながらも、完全に仕切らず車いすで自由に回遊できる造りです。床をフラットにした分、天井は一部を撤去して梁を見せることによって高さと開放感を確保しました。オール電化で安心・安全、室内はムラの無い暖かさです。
心豊かになるインテリアも大切にデザイン
バリアフリーといった機能性だけではなく、お母さまの暮らしや好みに合った家にするために、道東のHさまとは電話やFAX、メールなどで綿密な打ち合わせを行いました。Hさま邸はリフォーム企業の国内最大組織・ジェルコ(JERCO)が主催する第14回リフォームデザインコンテストの全国大会で、バリアフリー部門の全国優秀賞を受賞しています。
全国リフォームコンテスト受賞。車イスで動きやすいバリアフリーの住まい