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工務店とは?ハウスメーカーとの違いや選び方のポイントを解説

2024.05.30

家を建てる際の工務店の選び方について詳しく解説します。工務店とハウスメーカーどちらに依頼するか迷う方が多いでしょう。工務店とハウスメーカーの違いなども比較していますので、ぜひ参考にしてみてください。


注文住宅を建てる際には、ハウスメーカーに依頼する方法と工務店に依頼する方法があります。工務店は特定の地域に密着した企業が多く、風土や地域の特徴を考慮した家づくりができるためおすすめです。

本記事では、工務店の特徴や、工務店とハウスメーカーの違い、工務店の選び方、工務店で家を建てるメリットなどについて詳しく解説します。注文住宅を建てたいと考えている方は、参考にしてみてください。


工務店とは?

そもそも、工務店とはどういったものを指すのでしょうか。小規模工務店と中堅工務店を比較しながら、詳しく解説します。

主に工務店とは、建築や工事などを引き受ける企業や業者を指します。ハウスメーカーと比べて、営業エリアや施工エリアが限定されている場合が多いですが、地域密着型で地元に強いことが大きな特徴です。

工務店によっては、伝統的な木造建築や造園工事などを請け負っている企業もあります。

小規模の工務店

小規模な工務店は、数人の従業員で経営しているところが多いです。特定のエリアに拠点を置き、地域密着型の営業活動をしているため、町の工務店のイメージにもっとも近いでしょう。

小規模ながら地元に強く、地域の特徴や風土に考慮した家づくりを得意としています。建築だけでなく、修繕やトラブル対応の際にも頼りにされる、いわゆる「ご近所の工務店」です。

中堅の工務店

中堅規模の工務店になると、小規模工務店に比べて営業エリアが広くなったり、着工棟数が多くなったりします。営業拠点や支店を同じ県内や、近隣県に複数構えている場合もあります。

また、モデルハウスや住宅展示場を設けるなど、大手ハウスメーカーと比べても遜色ない積極的な営業をしている工務店も多いです。

しかし、小規模工務店と同様「地域密着型」という特徴は強いといえます。全国に営業所や支店を構える大手ハウスメーカーと比べると、施工エリアは特定の地域や県に限られています。

工務店とハウスメーカーの違い

注文住宅を建てる場合は、ハウスメーカーや工務店に依頼して設計や施工してもらう必要があります。しかし、家は一生に一度の大きな買いものとなることが多く、どの業者に依頼するのがよいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。

以下では、工務店とハウスメーカーの相違について解説します。工務店とハウスメーカーの違いは、主に以下の6つです。

  • 建築にかかるコスト
  • 施工するエリア
  • 設計(プラン)の自由度
  • 工期の期間
  • 施工精度
  • アフターメンテナンスと対応

建築にかかるコスト

建築にかかるコストは、ハウスメーカーと比較すると工務店のほうが安くなる傾向にあります。ハウスメーカーは、大量の建材を一括で仕入れることが多く、原材料費はハウスメーカーのほうが安いです。

しかし、ハウスメーカーはテレビCMや住宅展示場、モデルハウスの運営といった宣伝広告費に大きなコストを費やしています。原材料費や施工費用に宣伝広告費分が上乗せされるため、トータルの建築コストはハウスメーカーのほうが高くなってしまいがちです。

一方、工務店は宣伝広告費や営業にあまりコストをかけていないため、施工費用を抑えられます。宣伝広告費にかけている分を品質やデザイン性に充てられるため、同じ費用ならハウスメーカーと比較すると工務店がより、高品質な家が建てられます。

施工するエリア

大手ハウスメーカーは多くの営業所や支店を構え、全国規模で施工を行っています。全国どの地域に家を建てるとしても、同じクオリティで作れることは大手ハウスメーカーのメリットといえるでしょう。

一方工務店は、特定の地域に特化して営業や施工を行っている企業が多く、地域ならではの気候や風土に合わせた家づくりが可能となります。また、工務店によって強みや得意な施工にも違いがあります。

自分の住む地域の工務店を調べて、理想の家づくりができそうかをしっかり検討しましょう。

設計(プラン)の自由度

ハウスメーカーよりも工務店のほうが、設計やデザインなどの自由度は高い傾向にあります。理由として、施工の進め方の違いです。

ハウスメーカーの場合、全国の施工現場で使用する建材を大規模な工場で加工し、既存の建材を組み合わせて施工を進めます。そのため、設計やデザインにはある程度制限が生じます。

一方工務店の場合は、原材料を施工現場に運び込み、職人が建材の加工から行います。間取りやデザインなどの自由度が高く、理想の家づくりをしやすいのが特徴です。

工事の期間

工期は、ハウスメーカーにくらべて工務店のほうが長くなるケースが多いです。

加工済みの建材を現場で組み立てるハウスメーカーの施工と違って、工務店の施工は現場で建材を加工するところから始まります。また、ハウスメーカーはある程度間取りやデザインのパターンが決まっています。

工務店は、理想とする間取りやデザインを自由に決めることが可能です。そのため、施工期間はそれぞれの家によって大きく異なります。ハウスメーカーの施工期間は3~4か月程度ですが、工務店に依頼した場合の工期は4~5か月程度かかります。

施工精度

ハウスメーカーの注文住宅は、全国どの地域でも品質がある程度保たれています。一方工務店の場合は、施工現場に入る職人の腕に大きく左右されることもあるため、評判をよく見極めることが大切です。

リビングワークは、職人が梁や柱といった建材を一つひとつ手作業で丁寧に施工しています。工場での大規模な機械加工に比べて手間と時間がかかるため、施工棟数に制限を設けているほどです。

加工済みの建材を用いるのではなく、施工する土地の特徴に合わせて手作業で加工し、高品質で長く快適に住める家づくりを目指しています。

アフターメンテナンスと対応

ハウスメーカーと工務店では、施工後のアフターメンテナンス対応にも違いがあります。

大手ハウスメーカーの場合、長期保証や数年おきの定期点検は充実していることが多いです。こちらから連絡しなくても、定期的に連絡が届くためメンテナンス時期を忘れにくく、忙しい方にとってはメリットでしょう。

一方工務店は、地域密着型の企業が多いこともあり「何かあったらすぐに駆けつけてくれる」という強みがあります。急なトラブルが発生しても、工務店であればすぐに対応してもらえるケースが多く、地元密着ならではの安心感です。

また、工務店のなかにも、大手ハウスメーカーのような長期保証や定期点検を取り入れている企業があります。メンテナンス内容や保証期間は工務店によって異なるため、施工前によく確認しておきましょう。

リビングワークにも最長60年保証のアフターメンテナンス制度がありますので安心して暮らしていくことが出来ます。


工務店の選び方とポイント

新築で戸建てを建てる際の工務店の選び方と、ポイントについて詳しく解説します。

依頼する工務店を選ぶ際には、以下の6つのポイントを確認して選びましょう。

  • 対応エリアと工務店の距離を確認する
  • 経営状況を確認する
  • 自社施工の会社に依頼する
  • こちらの要望を聞く姿勢があるか確認する
  • 施工技術のクオリティを確認する
  • 信頼できる施工管理者か

対応エリアと工務店の距離を確認する

まずは、自分が家を建てたいエリアに工務店が対応しているかを調べる必要があります。工務店は、特定の地域に密着した企業が多く、同じ都道府県内でも対応外のエリアが存在することもあります。

工務店の対応エリア内だった場合は、家を建てる土地と工務店との距離も確認しておきましょう。距離が近いと施工期間中の管理コストを下げられたり、トラブルがあった場合にすぐ駆けつけてもらえたりするといったメリットが得られます。

経営状況を確認する

工務店を選ぶ際には、経営状況をよく確認しておきましょう。工務店と一口にいっても、数人で経営している小規模な企業から、営業所を複数展開している中堅規模の企業までさまざまです。

経営が不安定な工務店に依頼してしまい、施工途中に倒産してしまうと、家づくりが途中で止まってしまいます。施工が無事に終了したとしても、その後に倒産してしまうとアフターメンテナンスや点検を受けられなくなる可能性があります。

経営状況を確認する目安のひとつとして、企業がどのくらい存続しているかという点を確認しておくとよいでしょう。

札幌市厚別区で多数の施工実績があるリビングワークは、地域密着型の工務店として30年継続しています。地元の信頼を得て長年続いている工務店で安心です。

自社施工の会社に依頼する

注文住宅を建てる際は、契約だけでなく施工も自社でやっている工務店を選ぶのがおすすめです。

工務店のなかには、契約時のやりとりのみで実際の施工は下請け業者にすべて任せるところもあります。自社で契約を取れないような業者が施工することもあるため、品質やメンテナンスにも不安な面があります。

自社施工している工務店であれば、契約だけでなく施工や完成後のメンテナンスもすべて責任を持って請け負ってもらえます。施工中だけでなく、完成後に安心して暮らすためにも、自社施工の工務店に依頼するのがおすすめです。

こちらの要望を聞く姿勢があるか確認する

注文住宅を建てるまでには、工務店の担当者と何度も打ち合わせややりとりを重ねる必要があります。設計やデザインに関することだけでなく、施工終了後もアフターメンテナンスやトラブル対応などでやりとりが必要になる場面もあるでしょう。

よって、工務店の担当者がこちらの要望をきちんと聞いてくれるかどうかという点がとても重要になってきます。また、担当者との相性がよいかも大切なポイントです。

とくに工務店に依頼した場合は、ハウスメーカーに比べて、間取りやデザインの自由度が高い傾向にあります。メリットを最大限に活かすためにも、工務店担当者の人柄や姿勢をよく見極めておきましょう。

見極める際に参考になるのが工務店がよく出している「お客様の声」です。

リビングワークはとことんお客様に寄りそうことが特徴の1つだと思っております。

是非、お客様の声ご覧頂きたいです。

https://living-work.co.jp/voice/

施工技術のクオリティを確認する

事前に、工務店の施工技術の高さを確認しておくことも大切です。全国規模で展開しているハウスメーカーに比べて、工務店の場合は施工クオリティが現場の職人の腕に左右される場合が多く、工務店ごとにクオリティにばらつきがあります。

技術力を見極めるためには、依頼したい工務店が手掛けた注文住宅や建築を見るだけでなく、可能であれば実際の施工現場に足を運んでみるのがおすすめです。施工現場の雰囲気や整理整頓がきちんとされているかといった点に注目すると、技術力があるかを見極めるヒントになるでしょう。

また、実際にその工務店に依頼して注文住宅を建てた人が近くにいれば、施工中や入居後の体験談を聞いてみるのもおすすめです。

工務店を選ぶメリットは?

次に、工務店に依頼して家を建てるメリットについて解説します。

ハウスメーカーではなく工務店を選ぶメリットとしては、次の5つのポイントが挙げられます。

  • 地域密着型ならではの対応力
  • 個性的なデザインや独自性
  • 打ち合わせがしやすい
  • スタッフの顔が見える
  • 緊急時でも駆けつけてくれる


地域密着型ならではの対応力

工務店を選ぶメリットとして一番に挙げられるのは、地域密着型ならではの対応力です。

地方から移住する場合は、地域の気候や風土、交通事情など、実際に住んでみないと分からないことが多くあります。工務店は、特定の地域に密着して営業活動をしているため、地域の特色をしっかり把握しています。

たとえば、北海道や東北などの寒冷地域であれば、寒さに強い高気密・高断熱な住宅である必要があります。しかし、より快適に生活するには室温や湿度を維持しながら換気ができるかという点も重要です。

地元密着型だからこそ、その地域で住む人が快適に暮らせるような知識を身につけています。それぞれの地域の特色に合わせた家づくりができるのは、工務店の大きなメリットです。



個性的なデザインや独自性

間取りやデザインの自由度が高い点も、工務店を選ぶ大きなメリットといえるでしょう。

ハウスメーカーの場合は、既存の間取りやデザインを組み合わせる形で家を設計していくため、どうしても制限があります。個性的なデザインや独自の間取りを実現したいと思っても、難しい場合が多いでしょう。

一方工務店の場合は、依頼主の要望やライフスタイルに寄り添った家づくりの提案をしてもらえます。工務店の施工は、既存の間取りやデザインを組み合わせるのではなく、依頼主の希望に合わせていちから作り上げていくスタイルです。そのため、より希望に近い間取りやデザインを実現しやすくなります。

家づくりは、一生のうちで何度も経験することではありません。納得のいく家を建てるためにも、依頼主の要望やライフスタイルにしっかり寄り添ってくれる工務店がおすすめです。

打ち合わせがしやすい

工務店の場合は、ハウスメーカーに比べて担当者との打ち合わせがしやすいでしょう。

工務店は地域密着型の企業が多く、エリアを特定の地域に絞って営業所を構えているケースがほとんどです。工務店と施工現場が近い場合が多く、打ち合わせのための行き来がしやすくなります。

工務店での打ち合わせ中に施工現場を確認する必要があってもすぐに移動でき、打ち合わせ後に施工現場を確認して帰るといったことも可能になります。工事が進んでいる現場を実際に見ると、進捗状況も確認できてイメージも膨らみやすくなるでしょう。

スタッフの顔がみえる

工務店の場合、担当者と直接会ってしっかり顔を見て打ち合わせができます。

ハウスメーカーの場合は、全国規模で展開している企業が多いため、必ずしも自宅の近くに営業所や支店があるとは限りません。担当者が来てくれる場合もありますが、契約前はオンライン打ち合わせを取り入れているハウスメーカーもあります。

工務店の場合は、営業エリアが決まっていることから行き来がしやすいため、最初から顔を見て打ち合わせ可能です。担当者との信頼関係も築きやすいので、設計やデザイン、間取りの打ち合わせに入ってからも要望を正確に伝えられ、より理想に近い家づくりができるでしょう。

緊急時でも駆けつけてくれる

緊急時やトラブルがあったときにすぐにかけつけてくれるのも、工務店の大きな強みです。

ハウスメーカーや他社との差別化のため、アフターメンテナンスや独自のトラブル対応に力を入れている工務店が増えてきています。

施工中だけでなく完成して実際に住み始めた後のトラブルであっても、何かあればすぐ駆けつけてくれるフットワークの軽さは工務店の大きなメリットといえるでしょう。工務店のなかには、長期保証や定期点検などを取り入れているところもあります。

保証内容などは工務店によって異なるため、事前によく確認しておきましょう。


工務店を選ぶ流れ

理想の家づくりのために、工務店選びはとても重要です。

工務店を選ぶ流れについて、順を追って解説します。

  1. 工務店を探す
  2. 資料請求
  3. 建築現場の確認
  4. プラン・見積もりの相談
  5. 見積書の確認


工務店を探す

まずは、住宅を建てたいエリア周辺の工務店を探します。

工務店を探す際は、もともと知っている企業や口コミで聞いたことのある企業だけでなく、インターネットを使って検索してみることをおすすめします。最初から1社に絞ってしまうより、何社か探してきて比較・検討するようにしましょう。

工務店それぞれの強みや特徴、企業の雰囲気、実際に工務店に依頼して家を建てた人の評判なども調べてみましょう。

資料請求

よさそうな工務店がいくつか見つかったら、資料を請求してみましょう。企業資料やパンフレットには、ホームページや口コミだけでは分からないより詳しい情報が掲載されています。

また、企業資料には施工事例の写真が盛り込まれていることもあるため、家づくりのイメージがしやすくなるでしょう。資料は、電話やウェブからの問い合わせで取り寄せられます。

https://living-work.co.jp/contact/material/


プラン・見積もりの相談

プランや見積もりを依頼する際には、担当者とよくコミュニケーションを取り、相性やこちらの意見を聞いてくれるかといったポイントも確認しておきましょう。

家づくりの過程では工務店担当者と何度もやりとりします。信頼できる担当者かをしっかり見極めておくことが大切です。

パッシブデザインの需要と今後

家づくりにおいて、次世代の注文住宅として注目を集める「パッシブデザイン」というものがあります。

以下では「パッシブデザイン」について基本的な事項を解説し、パッシブデザイン住宅の需要と今後についても解説します。

パッシブデザインとは

パッシブデザインとは、一定の基準を満たした省エネ住宅を指します。パッシブとは「受け身」という意味で、建物の配置や設計を工夫することで太陽光や風といった自然の要素を活用し、住環境を快適に整える住宅のことです。

パッシブデザインの例としては、次のようなものが挙げられます。

  • 断熱性の向上
  • 太陽光エネルギーの活用
  • 自然な風通しの促進
  • 環境にやさしい建材の使用
  • 気候条件に合わせた設計

パッシブデザインを取り入れた住宅は、電気やガスといったエネルギーの消費を最小限に抑えられます。環境に配慮しながら住む人にも快適な環境を提供できるため、次世代型の住宅として注目されています。

パッシブデザイン住宅の今後

近年は、注文住宅を建てる際にデザインだけでなく、性能も重視されるようになりました。少し前までは、斬新で個性的なデザインの住宅が人気になったこともありましたが、デザインがよくても住み心地の悪い家は敬遠されてしまいます。

依頼者側のエコ意識や健康意識の高まりもあり、パッシブデザインや省エネルギー住宅を積極的に取り入れるハウスメーカーや工務店が増えてきています。パッシブデザインは環境にやさしいだけでなく、住む人にも快適な住環境を提供してくれます。

今後も、パッシブデザインを取り入れた注文住宅は増えていくでしょう。

まとめ

本記事では、工務店とハウスメーカーの相違や工務店で家を建てるメリットについて紹介しました。また、工務店を選ぶ際のポイントについても詳しく解説しています。

住宅は一生に一度の大きな買いものなので「やっぱりこうしておけばよかった…」といった後悔は避けたいところです。そのためにも、工務店選びは重要になります。

それぞれの工務店によって得意としている施工や強みなどは違います。複数の工務店を比較し、自分にとって納得のいく家づくりができる工務店を見つけましょう。

札幌市厚別区にて多数の施工事例のあるリビングワークは、地元で30年以上続く工務店です。使用する建材は職人がひとつひとつ手作業で加工するなど、丁寧な施工が特徴です。モデルハウスや見学会などもありますので、注文住宅を建てたいと考えている方は、ぜひ一度お問い合わせください。

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